◆茶室を借りて◆

お茶室を借りてお稽古をしています。
その時の様子、お菓子などをご紹介いたしております


日付をクリックしてください。お稽古風景をご覧になれます。
2013.6.15


6月は、水無月というのが一般的ですが、異称で、弥涼暮月 (いすずくれづき)というのだそうです。
日本語って知れば知るほど素敵です。

最近では、このみなづきのお菓子が、半年の穢れをリセットするたのめの神事、夏越の祓(なごしのはらい)の日だけでなく、水無月の6月になると菓子匠の店頭に並びます。
暑さ増すこの季節に暑気を払う氷を意匠したというお菓子。

いただきました。

特殊点前の一つで、和やかに語り合いながら茶を点て、主客とともにくつろいで楽しむ点前”流し点(ながしだて)を教えていただきました。

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流し点のお点前

2013.5.25

四季のある日本では、秋の紅葉もきれいですが、春の新緑は、瑞々しく輝いていて本当に美しいですね。
この日は、そんな中でもとびきり気持ちのいい陽気でした。

お菓子もそんな季節にふさわしい品が、菓子器に載せられました。
その一つの”長春”からは、その名がどういうことなのか知ることができました。
菓子の名は、ストレートなものもありますが、”長春”のように一捻りあって季節を表現しているものが多くあります。
ブログの中で記事にしております。

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2013.4.20


炉の最後の4月。
お借りしているお茶室は、4つお部屋があるのですが、その一つでお茶会が催されていました。

皆さんが一つになってお客様をもてなす茶会は、裏で働く方は、バタバタとして大変ですが、その日に向かってアレコレと進んで行くプロセスと達成感は、お稽古では味わえない素敵な時間です。

きっと、その苦労や楽しさをご存じのお客様は、茶会でのサプライズを違う立場で楽しまれるのだと想像します。

そんな茶会は、日頃のお稽古の成果をご披露する場です。
茶会ではあまり特殊なお点前はしない傾向ですが、今日は茶碗荘というお点前を久しぶりに教えていただきました。

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茶碗荘のお点前

2013.3.23

今年は寒い冬でしたが、お茶室をお借りしている公園では、梅の後、開花の早かった桜が満開でした。
祭りが終わった、お茶室でのお稽古。
天気は花曇り。
桜を愛でるには少し肌寒さを感じましたが、お稽古では”菜の花””蝶の舞”という菓銘の春らしい色合いのお菓子が茶室を彩りました。

彩を添える茶花は、冬の名残とも云える椿、胡蝶侘助でした。
添えられた枝木は鈴懸、プラタナス。
これについては面白い話があって、思い出したので、ブログの記事にしてみました。

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2013.2.23


お借りしているお茶室は、2月、梅まつりというイベントのためお稽古ができません。
また、 先生がお住まいの富士吉田は今年は例年にない大雪。
ということもあって、
弟子たち、富士山をめざして稽古をしていただきに伺いました。
バスから望む早朝の富士山のでっかくて美しかったこと…。
降雪もなく、どちらかというと春を感じる陽気になり、
お点前は、初めて教えていただく棚の旅箪笥のお点前。
楽しいお稽古になりました。

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棚/旅箪笥のお点前

2013.1.19

お稽古のある週の初め。
先生から、あまりの雪深さのため、お休みをさせてくれとのご連絡をいただきました。
常々、無理を言ってのお稽古です。
弟子たちだけの初釜は、ひどく気の抜けた感がありましたが、
再会してみると、
お茶の楽しさをおしゃべりと共に感じました。
敷居が高いと思われがちな茶の湯ですが、
この宇宙。
何事にも代えがたい時を刻みます。

主菓子は、初釜にふさわしい花びら餅です。

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2012.12.15


今年の最後のお稽古は、先生が濃茶を練ってくださいました。
久しぶりにいただく濃茶は、末富さんの上生菓子にぴったりとハマりました。

この日ワタシは、10年ぶりに持病の坐骨神経痛を悪くし、お点前はおろかいつも熱心に撮影する作業をも忘れる始末でしたが、
そのあとの忘年会で師匠の来年は、弟子たち企画のお茶会をおやんなさい!との爆弾発言。
身の引き締がまる思いを体験しました。
目標があることはいいことなのですが、はてさてそのお約束果たせますことか…。
お茶室からの景色も冬模様ですが、こちらの梅が咲き始める頃は、そんな目標も前向きな姿勢になれますでしょうか?
まったく一年が早く感じる今日この頃ですが、一期一会。
その思いで精進したいと思います。


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2012.11.10

今年は先生の都合が悪い日が重なって、弟子たちだけのお稽古が多く、この日の開炉の日もご不在。心細いものでした。
久しぶりの炉のお点前ですから、弟子たち、復習のつもりで薄茶、濃茶と、平点前を一回づつ行いました。
お菓子は、この月限りの亥の子餅。
そして、九州の旅土産のお菓子が揃いました。
先生がいらっしゃらないと、緩みっぱなしのワタシ達ですが、
お茶もお菓子も美味しく、炉の炭のはぜる音が、色づいた木々たちの風情とあいまって本当に日本の季節を素敵に感じることができました。

山、茶、花と書いて”さざんか”と読む、花が咲き始める頃でもありますが、日に日に寒さは増し、しみじみとお茶をいただく季節となります。

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2012.10.20


風炉のお稽古最後の月。
9月、真夏日が連日続き、秋は本当にやってくるのかと思っておりましたが、季節はめぐり、お稽古の場所のある公園の木々は黄緑色に色づいてきていました。
あの暑さが嘘のよう。袷の着物も釜の炭も、心地よく感じました。
お稽古では、中置というこの月限定のお点前をし、お菓子は、栗の入った大吾さんの爾比久良(ニイクラと寛永堂さんの秋を感じる和三盆のお干菓子をいただきました。

中置の点前

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2012.9.8

夏休みのはずの8月、お稽古していただいた先生にはお休みいただき、まったく頼りない弟子たちだけで自主練お稽古です。
お点前は、葉蓋でもと思っていましたが、あいにく思うような葉が調達できず、一番安心の平点前。
お菓子は日本橋へ行ったワタシが、高島屋、三越の地下で諸国銘菓をしこたま買って、わがままを言ってこの日のお菓子にさせていただきました。

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2012.8.25


本当なら8月は夏休み。
お稽古はおおあずけ…、のはずでしたが、吉田の火祭りに引っ掛けて、弟子たち、師匠のところへ泊りがけで馳せ参じました。
この日、初めて、わが師匠の茶室へとお邪魔いたしました。
以前は東京代沢の茶室のある築100年のお家へ伺っておりましたが、
6年前、富士の麓に住まいを移され、我が弟子たちには、遠路はるばるお越しいただいています

残暑きびしい9月ですが、風炉のお稽古回数は圧倒的に少ないので頑張ってのぞみたいと思います。


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2012.7.7

七夕の日にお稽古ができるなんて!
なんてロマンチック!!などと少女のような気持ちでご用意いただいたその日のお菓子にワクワクしていました。
選んでいただいた青山菊家さんの上生菓子はその銘も「七夕」でした。
お点前は洗い茶巾。
季節限定で点前をしている方も涼を感じます。
また、一年ぶりに平蓋の水指の開け方も再度教えていただきました。
茶巾の絞り方ですが、お客様に見える手が美しくないとご指導いただきました。
日頃している絞り方が反映されていて、私の場合、握った指がお客様に見える形になっていました。利き手があるように、なかなか習慣は直しづらいものです。
織姫と彦星が出逢うこの日、夕方より嵐の予報は、的中しました。お蔭様でひどくならないうちに帰れましたが、予報に負けず着ていった着物の写真撮影を忘れてしまいました。ざんねん。


ブログをご覧くださいませ。
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2012.6.16


入梅し、白足袋を汚すあいにくの雨になりました。蒸し暑さがなかったのがせめてもの救い。これからの季節。着物に目の前の炭の火。暑さとの戦いになります。
茶室のお庭では、紫陽花が鮮やかな紫色をして水滴をつけていました。
この日は先生が不在、”水無月”の他、たくさんのお菓子が集まって、気楽な気持ちでお稽古いたしました。


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2012.5.26

4月はお稽古ができませんでした。
二ヵ月ぶりの茶の湯。離れているとすべてが遠い存在になってしまって先生をあきれさせてしまいました。
夏は盛夏、残暑と厳しいこともあって圧倒的に風炉のお稽古が少ない計算です。
どうせならと、中置や洗い茶巾のお点前をさせていただいて、運び点前の基本が記憶から引き出せないでいました。
柄杓の扱い、風炉は指や肘など意識するところが多くてむずかしいです。

お菓子は、奈良や滋賀から素敵なものが揃いました。


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2012.3.10


2月、梅祭りでお稽古している茶室はお借りできすお休みでした。
例年ならば、3月のお稽古で梅を見ることはできませんが、今年はこの日ようやく白加賀などの白梅が雅な姿で咲いていました。お茶室からのぞめる梅木にはめじろもやってきて、そんな姿を雪見障子から垣間見れ、本格的な春が待ち遠しい気分にひたりました。
師匠とは約3ヵ月ぶりの再会。
前回欠席で弟子たち、まともなお稽古ができておりません。ややこしいけれど魅力あるお点前の【続き薄茶】をもう一度とリクエストをして教えていただきました。
お菓子は銀座三越”菓游庵”で仕入れたものの他、楽しいものが揃いました。


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続き薄茶のお点前

2012.1.28

【初釜】の日、【炉開き】の日と同様
富士吉田からご足労いただくは先生はお休みでした。
早朝にあちらが震源地の強い揺れがあったからです。
弟子たちもメールのやりとりで、いつものお稽古とは嗜好を変え、午前から集合という計画を変更しようかという話もでました。
もちろん心配ではありましたが、予定通り決行。
その後は何事もなくお稽古の時間、不安な気持ちを抱くようなことはありませんでした。
しかしながら師不在の初釜。
丸卓で覚えていた続き薄茶のお点前は、棚が違うことで、一つ目のつまずき…。その後もアンチョコを見てもあ~でもないこ~でもないの連発でした。
続き薄茶はなかなか手ごわいお点前です。
けれど生徒たち、次回もこのお点前をお願いしたいという意見があるほど一生懸命取り組みました。濃茶と薄茶が一度にできるという楽しさもありますし、朝茶事、夜噺の茶事では決まりになっているお点前ということなので、習得したいと思う気持ちもありました。
楽なことは飽きてしまうといいますから、大変なことほど面白味があるということでしょうか?
初釜にかかせないお菓子の花びら餅は青山の”菊家”さんのお品。2年ぶりに登場です。
お軸は、季節を間違えて借りてしまいました。
失敗談はブログをご覧くださいませ。

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続き薄茶のお点前



2011.12.17


今年最後のお稽古は、丸卓を使用して続き薄茶を教えていただきました。
一会の茶事では、濃茶、後炭、薄茶の順序で行なわれますが、練客中に帰りを急ぐとか、亭主側の方で特別な趣向があって、時間を短縮したいような場合には、後炭を略して、濃茶の後半から直ぐに薄茶にかかるお点前です。
かなりややこしく拝見もまた少し勝手が違います。

お菓子は久しぶりに京都【末富】さんの上生菓子を2点いただきました。いつになく季節を感じる品揃えですが、クリスマスも近いということで素敵な洋の装いのお品が登場しました。目にも口にも福が来ました。

今年は気持ちの上でつらい年でしたが、一期一会の思い心にきざんで…、格別な年末の時間を過ごすことができました。

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続き薄茶のお点前

2011.11.19

【炉開き】の日、
午後から嵐の天気予報に、富士吉田からご足労はお気の毒と思い、先生にはお休みしていただきました。
師不在の稽古は、すべて生徒たちがせねばならず、いささかはてなマークだらけでした。
しかながら、この日のお約束の、織部、伊部(いんべ=備前)、瓢(ふくべ=干瓢を作る瓢を乾燥させたもの)の『三部(さんべ)』を用いることを念頭に、
ふくべの花器に、かしわばあじさいの紅葉を、床には織部の香合を荘りました。
お軸は「
開門多落葉」
禅のお言葉には深い意味があるのですが、
落葉の文字は晩秋を想像するものがありました。

お菓子も亥の月、亥の日にに炉を開くと火災を逃れるとされていて、この時にいただくお菓子、【亥の子餅】を用意しました。

カタチから入るのは、うふ。大事なことですよね。

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2011.10.2


9月に予定していたお稽古の日。
台風が接近しているとのことで、急遽キャンセル。
紀伊半島に多大な被害。
またつらい自然災害が起こりました。
ワタシ達茶の湯の会でも悲しい出来事が起こりました。一期一会、こうした集いが何か偶然ではないという思いになりました。
二ヶ月ぶりのお稽古は今年最後の風炉のお点前でした。はじめた頃によくお稽古した丸卓の棚をお借りしていました。その棚を使って先生が【入子点】をしましょうと提案してくださいました。
曲げの建水に茶碗を仕組んで、立ったり座ったりの回数を減らすことのできる小さい子や高齢者に優しいお点前です。

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【入子点】のお点前

2011.7.24

今日のお稽古は、夏のお点前【洗い茶巾】。
ギヤマンの平水指もお借りし、蓋の扱いをはじめて教えていただきました。
節電の夏、設えは涼をよぶものでした。
お菓子は帯広に本店のある六花亭のお菓子二種。色の鮮やかさが爽やかでした。

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2011.6.19


梅雨のまっただ中でしたが、雨にはならず、しかしながら今年も暑い夏を予想させる蒸し暑い日でした。
着物姿で湯の沸く炭の前でのお点前は、かなり酷ともいえる状況です。
半襟も絽に換え単の着物を着ていきましたが、帯の下、ぐっしょりと汗をかきました。

お点前は、5月と同じ卯の花点。
拝見ありのお稽古をいたしました。

お菓子は銀座の日本料理の”六雁”の「白いマカロン」を予約いたしました。

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2011.5.15

初釜以来の先生との再会。
前回も皆と会って、静かなお茶の時間がとても貴重に感じましたが、また今回もあらためて仲間っていいなと再認識しました。
メールでやり取りがあるので、近くに感じることはできますが、やはりお顔を拝見すると、違う喜びがありました。
「ハグしてもいいですか?」と、Mさん。
ワタシも先生と抱き合いました。
先生、このところお膝が悪くて、今日から椅子に座らせてもらうわと、申告がありました。
オリジナルメンバーでない嬉しい参加もありました。
先生と同年代。
やはり椅子にお座りになります。
このお二人のやりとりが若輩の私達を楽しくさせてくださいました。
本来なら5月は、風炉ですが、今日は卯の花点をしましょうということになりました。
茶室ではお道具もお借りしていて、瓶掛はありましたが、鉄瓶がありませんでした。
お煎茶に使う銀瓶があるというのでそれをお借りしました。少し小さめでした。
このお点前でお茶会もしました。
繰り返し練習したお点前なのに、思い出すのに時間がかかりました。
いざはじめてみると、これぞ茶道という感じで流れで構成されているお点前を思い出しました。
本当に茶道のお点前には無駄がありません。

久しぶりに地方のお菓子を数種いただきました。
新緑が美しく、爽やかないい季節。
極上のひとときでした。

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2011.4.10


3月27日がお稽古の予定でした。
お点前は 炉・薄茶・長板点前
ところが此度の震災。
メンバー皆、被災者の方々からしたらちっぽけなものですが、心に傷を受けとてもお茶をする気分ではありませんでした。
趣味というものは心を豊かにするものですが、やはり気持ちがそちらに向いていなければ楽しいものではありません。
全員一致暗黙の了解という形でキャンセルすることにいたしました。

そして4月。
10日に設定するも先生は遠方から来られるため、東京の尋常でない交通状況を懸念されお休みされることになりました。
メンバーはこんな時だからこそなんでしょうか。人恋しさとぬくもり、安否を確認したいと参加を希望。
先生不在で、おしゃべりばかりしていましたが、それぞれの日ごろの様子をうかがい知れ、楽しい時間を共有できました。

自粛ムード漂う中、桜と名のつくお祭りは中止が相次ぎましたが、桜もわきまえてか?ぱっと咲いてあっという間に散るという今年の桜でした。
この日、お茶室のある公園は、満開の桜。
花曇でしたが、いただいたお菓子は、桜を愛でるもので、この時期しかいただけない一期一会のもの。
1月のお稽古の時は、本当に寒くて春が待ち遠しく思いましたが、季節は巡り明日はやって来る。
茶室の前では、ハナニラ、シャガ、ニリンソウが咲いていました。
花はまた、華やいだ気分にしてくれます。

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2011.1.16

新年の初釜。
今年は、一畳中板三畳の小間でいたしました。
道具の位置が異なり、最初から教えを請う始末。
また、重茶碗の扱いもすでに記憶の彼方です。
先生は、膝の痛みをこらえての参上であるのにもかかわらず全くなさけない生徒です。

この日少人数でのお稽古でしたが、笑いのたえない楽しいお稽古で、このところ出番の多い世田谷 【東宮】 さんのお菓子、【丸久小山園】さんの抹茶 和光たいへん美味しくいただきました。

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2010.12.19


今年最後のお稽古は、初めての10畳の広間でのお稽古でした。
炉を切ってある位置がいつもとは異なり、結界も置かれました。
お点前は濃茶運び点前を教えていただきましたが、お点前をする前の足の運びで戸惑いました。
しかしながら、広間は庭の景色が楽しめ、床のしつらえも違って見えます。
明るく気持ちが大変よいのですが、すべてを見渡せる感じかし、お点前の手は震え緊張が伴いました。

冬晴れの天気でしたが、お菓子は雪と冬至を意匠化させたもの。
どちらも上品で、冬にふさわしい上生菓子でした。


お道具は、【志戸呂焼】 という焼き物で取り合わせました。
床の花は、難を転ずるという南天が荘られました。
広間での席入りの位置を示す目的で煙草盆を借りました。
茶巾落しの用意がありませんでしたが、曲げわっぱの建水を利用して、茶会形式で濃茶の頂き方も教えていただきました。

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2010.11.28

今年の紅葉。
少し早いような気がいたしました。
恐ろしいほどの猛暑だったのにも関わらず、季節はめぐり、とてもメリハリのある晩秋の美しい風景が目に飛び込んできました。
お茶室からの景色は、ハッとするような美しさでした。
母屋はケヤキの落葉で屋根が飾られていました。
お茶室からの眺め、彩り豊かでした。

炉開きとしては、遅い日程になってしまいましたが、亥の子餅をいただき、織部の香合を取り入れました。
古式に則った、お稽古となりました。

久しぶりの炉のお点前は、湯をかえす音さえも茶の湯の深さを感じるものでした。
釜からあがる湯気。
茶碗に入れる湯の音。
炭の爆ぜる音などなど…。
こういうことの優雅さ、優美さを感じる静かな時間。
そんなひとつひとつが、冷たくなると冴え渡り、心に沁みる季節になったと実感し、お茶はいいなぁ~と思うのでした。

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2010.10.24


来月は、炉開きです。
今日は、風炉の最後のお稽古で、中置のお点前をさせていただきました。

風炉は点前畳の中央に置かれます。

お菓子は、最近、登場回数の多い、世田谷千歳船橋にある”東宮”さんのお菓子でした。
【雁来紅(がんらいこう)】 という菓名の上生菓子は、この季節、色鮮やかな葉鶏頭の別名でもあるということなのですが、このことを知る機会にめぐり合えたということが、今回の収穫でした。

季節は、秋。
茶の湯には、もっともいい季節のようで、お借りしているお部屋のお隣の八畳、十畳では、お茶会が行なわれていました。
京言葉をお話になる先生は、男性で、【十徳(じゅっとく)】を羽織っておられました。
この【十徳】は、茶人の正装になるそうですが、法衣から転移されたものであるということも、今回調べて知ったことでした。
【十徳】については、お稽古のブログで少し触れています。

中置のお点前はこちらから。
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2010.9.26

今年の夏は終わりがないものかと思うくらい、9月に入っても、猛暑日が続いていました。
普段なら、着た着物を片付ける時に、次のお稽古に着て行く着物をなんとなく用意したりするのですが、今回に限っては、8月の酷暑に9月の着物を決めるのは的が外れるような気がしてやめておきました。

今年は、本当に異常な暑さが続きました。
ところが、暑さ寒さも彼岸までと言いますが、秋分の日を境に、ぐんと涼しくなりました。

着物は、前々日に用意しました。
涼しくなったとはいえ、お天気のいい日は汗ばむこともあるので、一重の着物に薄手の羽織を羽織ることにしました。
半襟は、勿論、夏絽ではありませんし、帯も、帯揚げも帯締めも袷用に、全てを変えました。

夜に雨になるという天気予報で、午前中の晴れ間は、午後になると、薄曇になって、秋の物悲しい空模様となりました。

お菓子は、帰省していたメンバーが、旭川にもお店が出来たという六花亭の品を選んできてくださいました。
季節を感じる、栗のお菓子です。

1ヶ月違うだけで、意匠がこれほど違ってくるのは、四季のある日本ならではの文化ともいえるのでしょう。
目に涼やかだったお菓子は、暖かな色合いに変化していました。

お点前はこの日、流し点を教えていただきました。
少ない人数のお客さまと、お道具を近くに寄せることによって、おしゃべりをしながらお茶をいただくという、肩の凝らないお点前です。。

流し点のお点前はこちらから。
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2010.8.22


7月、お稽古をお休みしてしまいました。
初めて教えていただく長板、濃茶のお点前の予定だったので、参加できず残念です。

二ヶ月ぶりのお茶室。
連日の猛暑で、着物姿、釜を前にしてするお点前は、修行と言えるでしょうか。

しかし、不思議なことに、湯の沸く音、茶を点てる音、目にも涼しげ、喉越し爽やかなお菓子をいただくこの時間は、暑さなど気にならず時が経過していきました。

先生の計らいで、今日はこの酷暑の時にしかできない、葉蓋を扱うお点前と、洗い茶巾のお点前を教えていただきました。

葉蓋にした、蓮の葉の緑が涼しげです。
青楓の平茶碗に点てられたお茶がまた美しく、涼感漂います。

この日のお菓子は、錦玉の【岩清水】と【葛桜】。
ひんやりした食感で、夏の涼、存分に感じるものでした。

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2010.6.27

入梅し、蒸し暑い1日でした。
雨はなんとか降らずにいてくれましたが、エアコンの点いた茶室で、目の前に火のあるお稽古は、『忍』の一文字でした。

予定していた”水無月”と”ほおづき”のお菓子は、急遽変更となり、各地から、季節の梅のもの。話題の羽二重餅が集まりました。

初めて教えていただく台子のお点前は新鮮でした。数々の点茶の方法はすべてがこの台子の式法が根本となっているそうですが、庶民の茶の湯というよりは、やはり武家茶というカテゴリーの高貴で特殊な印象を受けました。

台子は、利休形の真塗が基本だそうですが、この日お借りしたのは竹台子。
少し軽いイメージになりますか?
しかしながら、台子には風炉釜、水指、杓立、建水、蓋置を荘るのが原則で、天板には、棗も置かれます。
お点前はこちらから。
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2010.5.30


5月は、連休があったため、少し間が開きました。
その間に茶の湯モードはゼロに近くなり、頭の中は真っ白でした。
しかしながら、風炉の季節をむかえ、茶室から望む新緑は美しい景観でした。
また、お点前が長板ということもあって、お茶室は広間をお借りし、気分が一新した感じのお稽古となりました。

この日は初夏には程遠い肌寒い一日でした。
用意した着物は一重。
涼感を感じるようにと、水色を選びましたが、そんな作為も残念ながらの陽気となりました。

お道具も、”皆具”という、長板や台子のお点前に使用する、水指、杓立、建水、蓋置がセットになったものを、爽やかな印象を演出するかと考えて染付を選びました。

お菓子は、季節の花、”空木(うつぎ)”と、夏の季語でもある、”葛桜”です。
どちらも世田谷の祖師谷大蔵にある”香風”さんのお品です。

2010.4.4

今年は初夏のように暖かだったり、真冬のように寒かったりと、まったく何時春がやってくるのかという感じでした。
待ちに待った桜はその影響でか、3月下旬から咲き始め、この日は、ほぼ満開に近づき、随分長い間楽しむことができました。
この日は、風が吹くとハラハラそよいで、美しい佇まいでした。
お点前は長板薄茶を習いましたが、この時期しか使うことのない『桜川地紋透木釜』 をお借りしてお稽古をいたしました。
釜と炉や風炉との間に透き間を作るために用いる拍子木形の木片を、「透木(すきぎ)」 というのだそうですが、この「透木」を炉壇に置き、そこへ釜の羽を当てるようにしてかけます。
この時、用いる釜を透木釜といい、釜の羽が帽子のつば状になっていることが特徴です。
暖かくなるこの季節。火を火を見せないための配慮でもあるそうです。
風雅で趣があります。
お菓子は世田谷区の千歳船橋にある”東宮”さんのお菓子と、福島の”會津葵”のお菓子をいただきました。

2010.3.14


梅が終った茶室でおこなったお点前は、長板・薄茶でした。
茶の湯のお点前は台子から始まったそうですが、長板はその台子の地板を元にしてできたものだそうです。
火箸の取り方、扱い方、置き方が私にはとてもややこしく、かなり戸惑いました。

長板は台子とともに、小間では使わないというお約束があるらしいのですが、今日お借りしたお茶室は、小間。
お点前をしてみると、確かに広間でするのにふさわしいお点前のような感じがいたしました。
長板が敷かれ、杓立が加わることによって、なんだか高貴な気分にもなりました。

お菓子は、鼓月さんの”花すだれ”俵屋吉富さんの”京ひとひら”をいただきました。

次回も長板のお点前。
そして、5月は風炉の季節となります。

2010.1.17

暖冬と思われた2009年の年末でしたが、2010年の年が明けてから霜柱が立つほどの冷たい日が続きました。
しかし、今年の大寒は春のような暖かさでした。
初釜のこの日もそんな暖かさを期待しましたが、寒さがぶり返し、炉の炭が有り難く感じました。

いつものお稽古は午後だけでしたが、この日は特別。
濃茶と薄茶を虎屋さんの干支菓子たねやさんのはなびら餅でいただきました。

お点前は、自主練もした”重茶碗”

内々のお稽古を兼ねたお茶会は、個室のお茶室で楽しいおしゃべりを交えて新年会のようでした。

私にとっての心の拠りどころ。
本当に茶道って素敵な時間をもたらしてくれます。


2009.12.27

今年は暖冬?の予報に反して、このところ東京でも霜柱がみられるほど、冷たい日が続いていました。

お茶室のある公園ではすっかり木々は落葉して、茶花を栽培しているガーデンも冬眠に入っていました。

今日は2010年1月中旬に予定している初釜に向けての先生不在の自主練です。
初釜で使うお道具を揃えて、お借りするお茶室も同じで生徒4名で、お稽古しました。

お点前は【重茶碗】
少しややこしい手順が追加されています。
濃茶点前でお茶を練るという行為も、いつもなら形だけですが、今回はそれも合わせて挑戦しました。
お湯の量が微妙でとても難しかったです。

お菓子は、久しぶりに桃林堂さんのお菓子をいただきました。
季節の上生菓子の”蕪”と、”干支饅頭”。
どちらもとっても魅力的なお菓子でした。

スキルを磨くつもりでしたが、あれやこれやと知恵を出し合って、おしゃべりをしながら、とても楽しいお稽古でした。


2009.12.6

羽織を着て行きました。
今年後半は着物を着る機会がほとんどなく、羽織はこの冬、初の着用です。

着物の世界では、季節を先取りが通例ですが、今日は、捨てることはできないし、袖を通してくださる方がいるならばとご近所の方から譲り受けた、薔薇の小紋の着物を着ていきました。
そして、もうすっかり落ち葉に形を変えたもみじの羽織を羽織りました。

12月に入ると、炉の火の温かさを感じます。
なんとも柔らかで茶室の空気感も、違ってきます。
炭で沸かす釜の湯の感じが好きです。

お点前は、炉で2回目の【重茶碗】です。
初釜に予定しているお点前なので、プレッシャーを感じながら一生懸命覚えています。

お菓子は弘法さまゆかりの「どら焼」で有名な笹屋伊織さんの上生菓子です


2009.11.8

すっかり秋めいてきました。
袷のお着物に羽織が欲しいくらいの陽気でした。

東京の紅葉は、ぼんやりとしていますが、先生が山梨からお持ちくださった紅葉の葉は、その気温の低さと空気の綺麗なことがうかがえました。

茶人にとっては、お正月といえる炉開き。
釜から立つ湯気や、炉の炭や火が心地よく、茶室の素敵感がいっそう増します。

お点前は、【重茶碗】
濃茶のお点前なので、炉のお点前は半年ぶりということもあって、まずは、薄茶平点前でウォーミングアップいたしました。。
この時の薄茶器は”紅葉。”お茶碗は織部です。

お菓子は炉開きにちなんで、”織部饅頭”の予定でしたが、ここ2年連続でいただいていたので、季節の上生菓子”銀杏”をいただきました。


お軸は
「万歳千秋楽」
意味は

「良き時節にあって、よろこびはきわまりなく、千年万年を祝ってもその楽しみは尽きることがない」 という祝言の句ということです。
茶人にとっては、「茶人の正月」 とも言われる開炉の月

おめでたい軸を選びました。

2009.10.3

風炉、最後の月となりました。
先生の計らいで、 【中置】 のお稽古をいたしました。
風炉の名残の季節に行なわれるお点前で、お道具は詫びた趣向で取り合わせるといいます。
しかし、この日は、このお点前に合わせて道具を選んでいなかったので、細長いものが良いとされている水指は、用意できませんでした。

お茶の世界では、季節を意識したことが多く取り入れられますが、それと同時にお客様への配慮に重きをおきます。
このお点前は、夏から秋になり、火をお客様に近づけて、温かさを感じていただくようにということからできたお点前だといいます。

この日は、中秋の名月。
先生が用意してくださった茶花は、お月様に供える薄(ススキ)。今が盛りの秋明菊(シュウメイギク)などでした。

お菓子は、岐阜 緑屋老舗の ”栗金飩”、京都 京菓子工房・都の ”柚子琥珀”、東京広尾 龍屋 ”秋の味覚” をいただきました。

床のお軸は、『明歴々』
すべての存在が明らかに、すべての物事がはっきり現われ出ているさまをいう禅語で、この後には『露堂々(ろどうどう)』 と続くのだそうです。


2009.9.6

二ヵ月ぶりのお稽古でした。
今年の残暑はそれほど厳しくないものでしたが、久しぶりに日差しの強い一日でした。
お稽古でお借りしている公園内では、百日紅が終りかけていました。
母屋の受付では、園内に咲いていたお花ででしょうか?金水引が飾られていました。

今日のお茶室は、母屋の小間。
勝手が違って戸惑いましたが、また、趣が異なり
いい刺激になりました。
お点前は、新年の初釜で計画をしている重茶碗を教えていただきました。

床の掛け軸は【不識(しらず】
茶道辞典によると、達磨大師をさすということですが、無心の境地を諭していると言います。

2009.7.12

梅雨明け前のお稽古は、これからの暑さを吹き飛ばそうと、涼しげな青山菊家さんの水羊羹をいただきました。
作家向田邦子さんも愛したという逸品。
見た目だけではなく、お味の方も最上級。
さっぱりした甘みで、お抹茶も大変美味しくいただけました。

お点前は、前回の小習事の続き 【茶碗荘】 をいたしました。

茶花は、 金糸梅(きんしばい)、メドーセージ、番茉莉(ばんまつり)、蔓花茄子(つるはななす)と彩り鮮やかでした。

床のお軸は、『無一物』
何ものにも執着しない境地に達することができると、大いなる世界が開けますという言葉なのだそうです。

2009.6.7

今回も5月と同じお茶室でお稽古をいたしました。
紫陽花が咲き始め、若葉が青さを増して、目に映る緑豊かな景観は初夏を感じました。
お点前は、茶入荘茶碗荘を教えていただきました。
そして、お菓子は、青山菊家さんの上生菓子です。
”清流” ”なでしこ” ”枇杷” ”五月雨” ”紫陽花”

季節を意匠するこちらのお菓子は、いつでもお稽古を楽しく演出してくれます。

床の掛け軸は【一期一会】。
大変良く耳にする禅語ですが、ふか~いその意味、心しながら、関わりあう全てを有り難いと感じるのでした。
2009.5.16

以前までは東京目黒区にあるお茶室をお借りしてお稽古をしておりました。
今回、色々捜して、世田谷の施設を見つけました。
そちらでする初めてお稽古。
今までは電熱器でお湯を沸かしていましたが、こちらでは炭のみの使用ということでした。
色々勝手が異なりましたが、目先が変わって新鮮な気持ちでお稽古ができました。
そして、今日は、風炉に変わりました。
お点前は、 【貴人清次】 をいたしました。
お菓子は、4月のお稽古で大変印象深かった名古屋美濃忠さんの ”上り羊羹”
それと、亀屋清永さんの ”麩のやき”玉壽軒さんの”紫野” です。


2009.4.19

桜は葉桜になりましたが、お茶室のあるあたりでは、花水木が咲き乱れていました。
そして、この日は、新緑も、漂う空気感も清々しく、いい季節を感じる、爽やかな快晴の一日でした。
お菓子は、待望の尾張名古屋、美濃忠さんの ”初かつを”
京都、亀屋良長さんの ”京都” をいただきました。
2009.3.25

今年初めてのお茶室を借りてのお稽古、平日でした。
お稽古には、雨がまとわりついていました。
予報は雨でしたが、お道具の搬出入の後に降ったので助かりました。
お稽古でのお点前は、NHK”趣味悠々”でオンエアされていた、【流し点】 と ドラマ篤姫の劇中でおこなっていた 【貴人点】
どちらも全く初めてで、戸惑いました。
お菓子は、以前から注目の滋賀の料亭、招福楼さんの ”なたねきんとん”。
と、萬年堂さんの ”御目出糖” です。


2008.11.8

なんとお茶会この日は、今年一番の寒さで、雪でも降りそうな雲行きでした。小雨も降りました。お呼びしたお客様には隙間風や畳の冷たさに耐えられるように、「温かい格好でいらしてください」 と連絡を入れたほどでした。
11月は、茶人にとっての正月と言われる「開炉」「口切り」の月ですが、今日はこの日のためにお稽古してきた、卯花点という茶箱のお点前でのお茶会でした。私にとっては初めての広間でのお茶会でもありました。
お茶席は2席。小間の方では先生の幼馴染の先生チームが、異なる流派の棚点前でお客様をお迎えしていらっしゃいました。私達は、6人そして先生という少人数でのおもてなしでしたが、この日のために前々日、最終の手習いもしたので、チームワークはばっちりでした。
この日、我チームのお菓子は
岐阜八百津、緑屋老舗さんの”栗金飩”小間の方でいただいたお菓子は東京赤坂塩野さんの”武蔵野”です。
怒涛のような一日でしたが、また多くのことを感じて学びました。

2008.10.19

ひさしぶりに雨の心配のいらないお稽古日となりました。今日は、11月8日のプチお茶会のための最終稽古日。先生がたくさんのことを考えてくださって、お点前と半東の仕事も最終確認となりました。今回は参加の生徒さんが少ないため、一人一人の分担が多く、かなりのプレッシャーです。
来月は炉の季節をなりますが、お茶会は茶箱の点前、”卯花点”です。着物も袷で丁度良い季節。お茶をいただくのも、風情があってイイ時間が過ごせます。
皇居脇では銀杏が色づき、ぎんなん拾いのニュースがありましたが、都心部は、あたりがだんだん黄色くなってきたなぁ~という程度です。
今日の写真のお菓子は虎屋さんの”秋の彩”。他は、金沢諸江屋さんの落雁。京都末富さんの”華ふうせんです。
日本の美しい季節の移ろいを、表現する和菓子文化って、本当に素敵です。




2008.10.5

今年は9月後半から秋を通り越していきなり冬のような陽気になりました。
コスモスが咲き金木犀が匂い始めた東京はすっかり秋めいて、袷のお着物でもよい季節を迎えました。
木の実やお芋の美味しい秋は、お茶でいただくお菓子も楽しい季節でもあるような気がいたします。
この日のお菓子は、新大久保源太さんの”花野”です。
茶の湯菓子処のこのお店は、憧れでもありました。
もう一つは奈良の”柿寿賀”干柿と柚子を巻き込んだお菓子です。
2008.9.21

雨でした。
夕方から雨の予報だったのに、お茶室に到着した頃から降りだしました。
雨のお茶室、それは木々が美しく、雨音は心地よいものでしたが、着物姿での移動は憂鬱でした。
でも、今日はお菓子が三種(*^_^*)
写真は神田さゝまさんの”初秋”です。
もう2つは彩雲堂さん”彩紋”末富さん”うすべに”です。
季節はこのお菓子のように少しづつ秋です。
桜や花水木の紅葉が東京でも見られます。


2008.9.4

連日のゲリラ豪雨のこの日の天気は、昼過ぎから雨の予報でした。
ところが、お道具を持ってお茶室に向かっている午前中に、遭遇してしまいました。
お着物、足元、ずぶ濡れでした。
気持ちはblueでしたが、お菓子は待望の”かずやの煉”でした。

2008.8.8

今年一番の猛暑日のお茶室。
なんと気温は35℃。
過酷なお稽古でしたが、お茶を点てるという行為やほの暗い異空間は、照りつける太陽を忘れさせてくれる宇宙での夢のような時間でした。
お菓子は夏限定、和久傳の”西湖(せいこ)”です。

2008.7.6

この日のお菓子は、
先生が旅先で買い求めてくださった
鍵善良房のお干菓子と直中仙太郎の葛櫻。
とにかく不快指数の高い日でした。
2007.11.11

茶花は松虫草。
香合は織部。
11月の開炉には織部と名のつくものを何か
一点使うのがしきたりだそうです。

2008.10.28

茶花はコニカル、丁子草。
香合は柿。
万葉集が書かれた敷紙は先生の筆。
2007.9.30

茶花は杜鵑草(ほととぎす)。
香合は葡萄。
お菓子は岬屋の”栗蒸羊羹”
川上屋の”栗きんとん”
お稽古は風炉の釜を炉にみたてておこないました。



2007.5.13

茶花は天何星(てんなんしょう)。
香合は箱根寄木細工。
お菓子は、HIGASHIYAの”ひと口果子”
2007.5.13

もう一つのお菓子は、桃林堂”小鯛焼”

久しぶりの再会お稽古でした。






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