民芸感漂う包装紙とお箱だけでも、充分に楽しい
『會津葵』 という奥州會津若松にある上菓子司の縁起菓子、
”小法師(こぼし)” です。
起き上がり小法師(おきあがりこぼし)は、
福島県会津地方に古くから伝わる縁起物・郷土玩具の一つで起姫ともいい、
会津の人にとっては「赤べこ」の次に馴染みのある郷土玩具だそうです。
会津地方ではこの小法師を 「十日市」 という毎年一月十日に行なわれる縁日で
家族の人数+1個を購入し、一年間神棚などに飾るそうです。
何度倒しても起き上がる事から「七転八起」の精神を含有していて、
「無病息災」 「家内安全」 と同じような縁起物とされているそうです。
買い求める際は、倒してみて起き上がるものを買い求めるとよいんだそうです。
小豆餡と白小豆餡を用いた石衣で包んだ雪の情緒を意匠したという
楽しいお菓子でした。
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