これまで、上生菓子は、名の知れたお店のものをたくさんいただいてきました。
名店のもの、それはそれでお値段に納得のいく素材や意匠を凝らしています。
しかし、案外近くも、隠れた名店があるのかもしれません。
お茶室のある場所や、私やお菓子担当のMさんが住まう場所の近所に,
またまた素敵なお店を見つけてしまいました。
前回の 【東宮】さんと同じく
アシェット婦人画報社から出版されている茶事・茶会支度帖
にその店は紹介されていました。
そこには、世田谷の茶人に愛されている菓子処とありました。
店の名は、【香風】。
小田急線、祖師谷大蔵にあります。
意匠を凝らした生菓子を目当てに、通人のみならず遠方からも足を運ぶお客様がおられるそうです。
自由な発想が光るという評判通り、
5、6月に咲く 「卯ノ花」 とも呼ばれる”空木(うつぎ)”をモチーフにするあたり、一捻りを感じます。
緑の葉の中に白い合弁花 ”空木” が咲く姿を、可愛らしく表現しています。
外はきんとん製です。
淡い甘さで豆の香りがします。
中は粒餡です。風味豊かなこの餡は、大納言だそうです。
包装紙や、お箱にも心惹かれました。
ブログでも紹介いたしました。
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