◆お稽古のお菓子◆

2012年6月16日

”みなづき” ”山椒餅” ”谷中生姜” ”大納言清澄”

2012.6.16 仙太郎”みなづき”

京都の人たちは厄払いが生活の一部とかいう話を聞いたことがあります。
東京で、茅の輪くぐり、神社でみかけるのは最近のことですか?
半年分の穢れ (けがれ) を祓う、大祓 (おおはらい) という6月30日夏越の祓の行事。
その時にかかせないのが”水無月”をいうお菓子となります。
6月中に店頭に並ぶことが多いので、この月以内ならいただけるのですが、
なんとなくこの月にお稽古ならぜひともいただきたい。
そう思って、お願いしました。

仙太郎さんの”みなづき”
いつからでしょう?種類が3つに増えていました。
ベーシックな白色の外郎(ういろう)の他、
深緑色の抹茶、黒色の黒糖。
氷に似せた三角の外郎には、魔除けの意という小豆がたっぷりと載せられています。

3種すべてをいただきました。
それぞれに美味しかった。
まだ暑気を払うというには新暦の水無月はピンときませんが、
このお菓子をいただくことでこれからが本格的な夏とイメージします。

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2012.6.16 仙太郎和三盆 山椒餅

 
お菓子をお願いした姐さんは、京都通。
切山椒を思い出し、このお菓子に飛びついたそうです。
だんな様にお出ししたなら、なんと不評だったといいます。
ワタシ、山椒好き。
そして、季節ですよね。
柔らかいお餅は山椒の香りがふんわり鼻孔にぬけていく感じです。
和三盆の上質な甘さがまた大人な風味。

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2012.6.16 桃林堂谷中生姜

 
桃林堂さんの”谷中生姜”こちらの砂糖菓子である五智果の一つです。
季節限定のお品。
嗜好を凝らし、季節感を味わうことができるお品ですが、少し扱いにくいのが難点。
ですが、このスタイル。そして食材。イカしてますよね。
東京、青山店と谷中店だけの限定販売だそうです。

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2012.6.16 寛永堂大納言清澄

 
6月は水無月というくらい、旧暦では水も乾上るほどの暑さということで、
氷をイメージした”みなづき”といお菓子が登場したということですが、
こちら寛永堂さんの”大納言清澄”も涼をいざなう風情があります。
邪気を祓う小豆が氷のような印象の寒天で固められています。
いただき易いサイズですし、扱いもいいですね。
このところ寛永堂さんは、オンラインにとても力を入れている様子です。

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