◆手亡豆◆
「てぼうまめ」「てぼまめ」と読みます。
真っ白な小粒の蔓(つる)なしインゲンで、和菓子の白餡の材料に使われる。。
白インゲンは、主に煮豆などに使われる大粒の大福豆と、主に白あんに使う小粒の手芒豆などに分けられる。
主産地は北海道。
栽培品種としては「姫手亡」「大手亡」「銀手亡」「雪手亡」などがあります。
「手亡」は「手(=蔓)が無い」ことに由来する名前です。
◆白いんげん豆◆
白色でやや平らな大粒。
大福豆とも呼ばれ、煮豆や甘納豆などに使われる。
◆小豆◆
日本では、縄文時代から古墳時代前期までの遺跡から小豆のの炭化種子が発見されていて、8世紀くらいから国内で栽培されていたらしく、奈良時代初期の「古事記」や「日本書紀」にも神話の記述がある。
小豆の赤色に魔除けなどの神秘的な力があると信じられ、行事や儀式などに供されてきた。
栄養価の高さから医食同源(薬用)に食され、独自の風味や色合いから赤飯や和菓子の原材料として親しまれている。
皮が固くゆでるのが大変。
原産は中国。粒の長さ4.8mmより大きいものを「大納言」、小さいものを「小納言」と呼ぶ。
白い小豆もある。
◆花豆◆
かなりで大きな豆で花が赤いために「紅花いんげん」ともいわれるが、いんげん豆とは遠い親戚関係にある。
アメリカ大陸が原産。
インゲン豆よりも低温を好むため、高原でしか出来ないそうで特に標高800メートルより高いところが好ましい。
日本では長野の高冷地や北海道で栽培されている。
最初は鑑賞用として栽培されたため「花豆」と呼ばれる。
ほくほくとしていて風味もよく高級品種である。
紫花豆は主に長野県で栽培。
白花豆は主に北海道で栽培。
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