◆お稽古のお菓子◆

2012年3月10日

”夏蜜柑丸漬” ”おとし文”四季のマカロン”

2012.3.10 光國本店 ”夏蜜柑丸漬”

柑橘系の美味しい季節がやってきました。
店頭には金柑、甘夏をはじめ文旦、デコボンなど
最近では名前が覚えきれないほどのオレンジ色の果物が並んでいます。
我が家では屋久島のたんかんを今年もたくさんいただいたのでマーマレードをつくりました。
皮の苦味、魅力的なんですよね。

今日のお菓子は、そんな柑橘系の珍しいお品です。
三越の菓游庵で出遭いました。
夏みかんは、維新後の失業武士の救済事業の一つとして植えられたというお話ですが、
現在は萩の名産の一つになっている果物です。
柑橘の上品な酸味・豊かな風味と香りがある夏蜜柑。
明治の職人の目にとまり、丸のままという斬新なアイディアで、こんな楽しいお菓子になっていました。

糖蜜で煮含めた皮はその美味しさを存分に味わえます。
また皮の中に流し込まれた白羊羹はほのかな果汁の香りがし、品の良い甘さで仕立ててあります。

♪お菓子のブログ♪




2012.3.10 清月堂本店旬のおとし文「麗」

 
大好きな黄身餡のおとし文が、さくら色に染まっていました。
日本の象徴、春の始まりを告げるサクラをイメージした季節限定のお品です。

中の白餡は桜の塩漬けを使った白餡です。
桜餡は、白小豆でしょうか?
蒸気を当てて作るそうですが、元祖おとし文と同じように特徴的であるひびが入っています。
♪お菓子のブログ♪


 
2012.3.10 マールブランシュ四季のマカロンとムラング

 
最近の京都のお菓子事情を表しているようなお菓子がお稽古の日に託されました。
まずは箱のデザイン、なんてかわいいんでしょう。
パッケージが素敵だというだけで、そのお菓子の評価は50%は高くなること間違いナシです。


【マールブランシュ】さんは、箱のデザインももちろんですが、
新旧をカタチにして商品化するのがお上手です。
マカロンは何度かそのキュートさに惹かれて茶の湯のお菓子として登場しましたが、
どれも立派に自己主張する大きさでした。
こちらのマカロンとムラングは、干菓子としても扱いのし易い2cm程度の大きさ。
さくらのマカロンは、ホワイトチョコレートのガナッシュがサンドされています。
季節を運ぶ雲をイメージしたという卵白のムラングは、ココナッツ風味です。
♪お菓子のブログ♪


 


お稽古日記 (炉)  和菓子の 目次  お稽古日記 (風炉)



◆茶道にかかわるオススメ本◆
〈茶の湯〉
〈着物〉

◆和菓子について◆
〈和菓子の話〉
〈和菓子の材料・粉〉
〈和菓子の材料・豆〉




  

HOME

フッターイメージ