◆お稽古のお菓子◆

2010年10月24日

”雁来紅” ”金時饅頭”

2010.10.24 東宮 ”雁来紅”

色鮮やかな東宮さんのお菓子。
秋深まる紅葉をイメージしたものかと思いましたら、この時期に彩る、葉鶏頭を意匠化したものでした。
葉鶏頭は別名”雁来紅”と言いい、漢名が”雁来紅”。和名で、”葉鶏頭”
雁が飛来してくる秋になると、その葉が美しい紅色に染まるのでこの名があるのだそうです。

照り曇る空や照る日の雁来紅\石塚友二
炎ゆる葉を垂れて日暮の雁来紅\青柳志解樹
俳句では、季語によく用いられるようですが、お菓子の世界でも季語は、切り離せないもののようです。

煉りきり製、こしあん。


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2010.10.24 東宮 ”金時饅頭”


10月はお芋の最盛期。
薩摩芋だけでなく、山芋、里芋、たくさんのお芋が旬を迎えます。

『いも、くり、なんきん』 この3つは、女性のもっとも好むものだと言われていますが、
大阪では、『いも、たこ、なんきん』 なのだそうですね。

殿方は、口に残った感触が苦手といって敬遠される方が多くいらっしゃいますが、
ほくほくとしたその味わいは、お酒を飲む方には、喉越しの悪いヤツなのかもしれません。

東宮さんの金時饅頭は、なんと上品なんでしょう。
色白の姿に、蜜で練った甘さ控めの金時の餡。

お饅頭の美味しい店は間違いない!
と、思っているのですが、まさに、それでした。


 




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