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柚子の闘病日記・no14


4月20日月曜日
 積極的に朝の散歩は歩いた。
そしてウンチもまた出た。
けれど、私が感じるに少し元気がない。

gre が今は落ち着いているからと、安定剤を朝飲ませなかった。薬に対する抵抗感か?
だが、後のことも考えて午前9時に飲ませる。

昨日からまた少し鼻粘液が出始めていた。

ぜこぜこといっているので、鼻を口ですすってみた。鼻汁が口に入ってきた。
柚子。嫌がった。一回だけした。

その後、痛みに我慢ができずという徘徊のような移動も少なく、バルコニー前に置いたクッションに寝ることもあった。
3時過ぎ、水のみの場所で、立ちすくんでいた。
目はうつろ。鼻汁が出ていた。
今朝からだったが、口から少し出血していた。鼻からも見られた。
抱き上げて膝の上で抱いている。うつらうつら、鼻をずーこずーこしている。

夕方、散歩は、皆と行きたがる。
必ず、「行きましょうか?」とか「柚子ちゃんだけお留守番かな?」と云うと私の後についてくる。

様子があまり良くなかったので、今日こそはダメかと思ったが、農大通り一つ外れた大好きな道、駅前、ファミマの前とたくさん歩いた。
下でのおやつ、茹でたレバーも食べた。
この食欲が安定剤による副作用とわからず無邪気に喜ぶ義母。

でも、夜、いつになくの元気のなさ。ベッドでも休まない。朦朧とした様子も見られる。
落ちたら大変とクッションを持ってきて、下に下ろすが、ダメ。

結局11時半、止めようと思った安定剤を飲ませる。

明け方だけの熟睡。


4月21日火曜日
 ベッドカバーに血染みができていた。以前と違う鮮血。

散歩、好きなコースを積極的に歩く。
途中、鼻からの粘液が頻繁に出る。

様子、おかしい。

明日の家でのお茶の稽古。
先日、出席を断念したので“貴人清次”というお点前を習得できなかった。
だから、ご一緒させていただいている麿梨子さんに家でするお稽古で教えてもらいたかった。
でも、キャンセルすることにした。

柚子のこの様子では、お稽古の間も集中できないと思ったし、何かあったら…という気持ちになった。

心はざわつくし、落ち着かず…疲労感。

今朝、gre が出かける前、後追いする柚子。不安な素振り。
なにかを訴えているのか?
私にまとわりつくことはなかったが、眠れない様子。
日中、二回目の散歩前、安定剤。

散歩行くと云うと、バルコニー前のクッションから走ってきた。
足、薬のせいか?ふらつく。
出血、ひどい。
鼻汁、ひどい。
クッション、染まる。

そして、眠れず…、眠らず…。

抱いてやるが、それも落ち着かずイヤな様子。
癌疼痛なのか…。
何も出来ず、切ない…。

今日は本当に気持ちが落ち着かない日だった。何もせずに午前中の時間が経過した。
それほど、私の気持ちがざわついていた。

午後はパソコンをしながら、右横に敷いたクッションの柚子をながめ、始終、鼻からの粘液と口からの鮮血を拭いていた。

不安げな様子ではなかったけれど、癌疼痛と戦っている感じがした。

そんな有様だったし、朝もあまりすすまなかったので、夕飯は無理かなと思っていた。
ところが時間をかけてだったけれど、予想以上に食べてくれた。嬉しい!
安定剤のおかげ…。

でも確実に痩せてきている。
体がゴツゴツして背骨がリアルだ。
抱っこして階段を下りる。ふわりとする。
あんなにコロコロとしていたコなのに…。

散歩、いよいよ今日はどうかなぁ~と思っていた。ちゃんと階段上までやってきた。
運悪く雨が降ってきた。
でも今日は、もしかしたらこれが三頭で行く最後のお散歩かもしれないという衝動にかられた。
このところ、そんな風に思うことが多い。毎日がお別れの気持ち…。
雨で濡れてもいいや!そんな気持ちだった。
メタセコイアの並木で若干雨がしのげるゆりの木緑道を歩く。
緑道の真ん中あたりで降りると意思表示。
降ろすと、そこからユーターンして、急ぎ足で歩く。楽しそうに見えた。
雨の日は、お腹が濡れるから歩くのを嫌がるコなのに…。

なんだか本当に今日が最後のみんなとのお散歩。そんな気がした。
濡れるのを気にせず、頑張って歩く姿に「あぁ、本当にこのコは生きたいんだ、みんなとお散歩がしたいんだ」と思いながら歩いた。

柚子の生命力を感じた。


  

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