◆甘夏を迎えて◆

成長の記録

2007.6.24.日曜日

二日目。

早朝5時半、なき声で起こされる。

「ウンチしたよ~!」「腹減った」コールであった。

こういう時のだんな様は、腰が軽い!

すぐにご飯の用意をして、満足させていた。

昨日は、チビちゃんたちが使っていたジョイント式のサークルに、ベッドと臭いのついたタオルを入れ、その囲いの中で、柚子とかぼすとの接触をさけるという方法をとった。

しかし、さずがに小さいが、成れの果ては大型犬。

ちびなのに、たくましいその腕を使って、ぐいぐいとそのサークルを押す押す。

とたんにソレは、役立たず化した。

こうなったら、と、先代甚兵衛が、車での移動に使っていた大型犬用ケージの登場である。

甚兵衛に会ったのは、3カ月で、甘夏より一回り大きい確か3,5kgだったな~。

一番カワイイ時を、訓練なんぞに入れて、一週間に一回面会することしかできなくて、ウチに迎い入れた5ヵ月の時は、すでに大型犬の風情だった。

トレーニングに入っていた時は優秀なコだったと思われていたが、言うことを聞くのは、トレーナーの言葉と存在があったからだったように、今では、思う。
まぁ、一緒にトレーニングを受けた、アタシ達が、ダメ飼い主ということですが…。

甚兵衛は、狭い檻(可哀相だが、ココでは敢えて窮屈感をアピールするためにそう書こう)の中から、開放された瞬間、全てが爆発したようだった。
ウチにすでに向かい入れていた柚子を怖がらすわ、手当たり次第、物をひっぱり出していたずらするわ、駆け回るわで、ほんとうに大変、えらいこっちゃだった。

結局、このまま、放し飼いで外出するのは無理と、移動用のケージに入れる羽目になった。
そのケージ内では、中に入れたお布団が、彼が真っ白になるほど破壊されていた。

モチロン一回ではなかった。

歯は、抜け替わっていたはずだから、歯が痒くてというよりも、「ここから出せ~」という自己アピールだったように思う。

その後すぐ、借家の一軒家から、ローンで購入の新築の家に越すのだが、階段が一段欠損した。
泣いた。

話が愛しい甚兵衛に反れてしまったが、甘夏も日中はケージの中に入れておくことにした。

そうそう、このケージで柚子の出産、育児もありましたっけ。
普段は田舎に行く時に、吐き癖のあった甚兵衛の移動に使用していたのですが…。

その大型犬用ケージは、奥がベッド、手前におしっこ用の新聞というレイアウトにした。

キチンと、新聞の上で用を足した。賢い!凄い!
我が家に来て、2日目だというのに…。て・ん・さ・い!

昼、外出の時も、問題なかった。

ウンチも程よい硬さ。

掃除機の音にも大した反応は見せなかった。


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