本文へジャンプ

柚子の闘病日記・no12


4月18日土曜日
 母の命日。
一年前の朝のこと。
電話がかかってきた時の自分がどんなだったか。あの瞬間は忘れられない。
鮮明に今でも頭に描くことが出来る。まさかはあまりにも早くにやってきた。
母も柚子と同じで検査を受けて、余命2ヶ月と言われた。

病院に通い、医師と治療方法を話し、家族と相談し、母を励まし、見守ってきた。
でも母は、宣告された2ヶ月で逝ってしまった。

今、柚子は、病気と闘っていて、何時何があってもおかしくないような毎日。
丁度今日で検査を受けた日から2ヶ月が経過する。

生きている…。

安定剤が昨日までだったのと、今後の薬の処方を相談に今日は獣医さんへ行くので、その前に代々木公園へ行く提案をする。実は私的には、もうそうすることを昨日、決めていた。
普段なら、面倒がって即決なんてことはありえないのに、このごろ、柚子のことは最優先。
gre の犬煩悩に驚いている。

午前9時前、代々木公園へ。
新緑が綺麗!
体重別になったドッグランの3つのエリアでは、それぞれの大きさの犬が遊んでいた。
先々週は、超小型犬のところにだ~れもいなかったのに…。
ここの情報はみな早い!
可愛いわがコを連れて、みんな遠方よりやってくる。

柚子、木の香り、そして新緑の中、笑顔。
予報では夏のような暑さになるということだったけれど、カラッとせず肌寒かった。
新緑は、まばゆいほど美しく、ウチのコたちもその空気感が気持ちよいのか、嬉しそうだった。

スピードは遅いが柚子、歩く、あるく。
gre が「無理させないで」と、途中何回も心配したほど…。

でも、このコには、今、その瞬間が楽しいことが大事。
お散歩中、倒れてもいい、私はそんな風に考えていた。

このところ、本当に呼吸がつらそうなので、ペパーミントのエッセンシャルオイルを焚いている。
鼻や喉の通りを良くしてくれそうな気がしているが、どうなのだろう。

gre と散歩中、携帯酸素や酸素カプセルの話をした。
犬用があってもいいのではないかと、二人同じことを考えていた。

ここ、代々木公園の木々たちが発する酸素は数倍の効果があるように感じる。
柚子、積極的に歩く。呼吸が楽な様子。
公園セラピー。

今の柚子にとっては、免疫治療のこれ以上のものはないという思いさえする。

桜満開の時期から2週間経ったが、あの時にも撒かれていたバークがさらに増していた。そこから発する樹木の香りが心地よかった。きっと柚子も感じていたのではないかと思う。

11時、園内を半周した後、代沢動物病院へ。

gre 、途中で心配になったのか、車で待っているというのにやってきた。

安定剤を使った3日間の様子を話す。
3日間、結局、日中は、熟睡することはなく、何処に居ても、落ち着かずだった。

安定剤というのは、いわゆる鎮静剤扱いになるらしい。
私達は、その柚子の様子から、癌疼痛という痛みから、眠れない状態であるならば、鎮痛剤を使ってあげたいと考えていた。
しかし、先生がおっしゃるには、この2つの鎮静剤と鎮痛剤、人間でもそうなのだが、動物はさらに使うのが難しいらしい。
また、gre が切望した、ステロイドの使用だが、この薬は、機能を活発にさせるためのもの。
そして安定剤は沈静させるためのもの。相反するものなので使えないという。
二人とも納得した。

引き続き、安定剤と抗生剤を処方していただく。
エンシュアリキッドとa/d缶ももらう。

ドッグフードとお肉を食べるようになったのは、やはり安定剤の副作用だった。
食欲が増すらしい。

今朝もお肉はもちろん、ドッグフードを柔らかくしたものをガツガツと食べた。
しかし体重は、3日間でマイナス200gの4,7㎏。

また、エンシュアだけの時、便秘したのは当たり前だと言われた。
エンシュアリキッドだけ与えただけでは、便にはならず、オシッコだけになるという。

胃ろうしていた義父もそうだったのか?
嫁がシモのお世話をするのでは、義父のプライドがぜったいに傷つくとナースに任せきりだったので、今ごろそんなことに気づく。 

今回の薬の処方、柚子の場合、心臓への負担が一番心配なので、しばらくは1日に3回使えるという同じ安定剤は12時間ごと、一日2回のままの服用で続けて様子をみようということになる。

帰宅して食事へ。心配だったが柚子もだいぶ疲れているはずと…。

食事の後、食べられるうちにどうしてもまた食べさせたいと、gre が言い、すずらん通りの“ラフルッタ”のロールケーキを買いに行った。
このケーキは、柚子が食欲を回復したきっかけになったHappy cake!
戻っておやつ time。良く食べた。

今日の疲れもあったと思う。
息づかいが激しいことは幾度もあったけれど、比較的妙な動きをすることはなかったし、少し落ち着いていた。

今夕の読売新聞にペットの高齢化が記事になっていた。
飼い主が動物に対して思う気持ちを分析する心理学の先生の言葉が書いてあったのだが、『口がきけない生き物だから、余計に面倒みなければいけない』と思ってしまうのではないかと言っていた。
自分を置き換えて、エラく納得してしまった。
ペットも高齢化が進み、最近では、ペットをケアするところもできているという。


  

HOME

フッターイメージ