着物◆

着物を購入する前に


①着たい季節を決めておく

着物には春夏秋冬があり、それぞれの季節によって「柄」 「素材」 「仕立て方」が違います。


<お仕立て方の違い>
袷(あわせ)…10月~5月に着る、裏地を付けた着物
単衣(ひとえ)…6月、9月に着る、裏地を付けずに仕立てた着物
薄物(うすもの)…7月、8月の盛夏に着る、透ける素材の着物
また、
春と秋のお仕立ては単衣ですが、桜の柄は秋には着られないといった決まりごとがあります。
これは、原則で、小紋などで日本の国花ということで着てもOKなんてこともあります。
ですが、紅葉は、春には着れませんね。

最近では、春夏秋冬を通して着られる柄行のものも多くみられます。
夏と冬では、柄だけでなく生地の素材から仕立てまで違います。

②どこへどんな目的で着ていくのかを決めておく

結婚式に出席…この場合も身内なのか、あるいは友人なのか、 など 立場によって着る着物は違います。
お茶会に出席…茶席には着物のマナーというものがあります。季節も重視されています。
           ですが、主催者の方が自由なお考えの方なら、ほぼOKなのではないかと思います。

他に観劇、食事会、デートなどの目的があるかと思いますが、
TPOをきちんとわきまえるということは大切かと思います。

③好みの着物を決めておく

本や雑誌などを参考にして、自分の好みの 柄や色を決めておくことが必要だと思います。

④採寸する

着物の単位は鯨尺ですが、cmで勿論okです。
初めてのお着物のお誂えや、体型が変わったなどのことがあれば、 お店で採寸をお願いしましょう。


着物 羽織 襦袢
着丈 身長と同寸 着物着丈の2/3より2~5cm短め 身長-29cm
袖丈 50cm前後 着物-1cm 着物と同寸または-1cm
行丈 背中心から手のくるぶしまで 着物+1cm 着物-5mm
後ろ幅 29cm前後 着物と同寸 着物と同寸
前幅 24cm前後 着物+3cm

上の表はだいたいの目安ですが、着丈が短い場合は、おはしょりが短くなります。

羽織の着丈も、流行の長羽織であれば、膝下なんてこともあります。

完成品を求めるのであれば、着丈、裄がおおよそ近いものであればいいと思います。

ただし、袖丈も確認しておかないと、持っている襦袢を合わないなんてこともあるので、
確かめた方が無難だと思います。

裄は短いと格好が悪いので、短いよりは長目を選んだ方が良いと思います。

⑤予算を決めておく

お着物は長着が一枚あっても、それで簡潔しません。

普段着ているお洋服なら、あるものをということになるのですが、
それも含めて、今あるものに合わせるというお着物の選び方もあるかと思います。



【最低必要になるもの】
着物 生地代、加工代、裏地(胴裏、八掛)代、仕立て代、テフロンガード代、 ...など
下着・小物 肌襦袢、裾よけ、長襦袢、半襟、襟芯、腰紐、伊達締め、足袋、帯板、帯枕
帯まわり 帯、帯揚げ、帯締め
その他 草履、バック

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